本格的に始動したアスパラガス栽培。10月はまだ青々としていた茎や葉は、年末の寒さで急激に黄化が進みました。
↓去年10月の様子
↓今年1月上旬の様子
葉っぱの光合成により作られた栄養分が、どの位根っこに転流をしたのか、根っこの糖度を計測して調べます。この糖度の高さにより、地上部の茎を刈り取る時期を決定します。
根を傷つけないよう茎の根元を掘り、根っこを採取します(写真①)。採取した根っこをすりつぶし(写真②)、糖度を計測する機械へ根っこの液体を入れます(写真③)。
転流した後の根っこの糖度は大体25度ほどで、ハウスによる差はほとんどありませんでした。
糖度の計測により、栄養分が根っこの方へ転流したことを確認できたので、いよいよ地上部の茎を刈取ります。
人が埋もれるほど生い茂っていた葉っぱをすべて刈取り、見通しがよくなりました。
刈り取った後は石灰を撒き、土壌のpHや塩基バランスを調整します。
これから春芽が出てくるまであと1カ月ほど。続報をお楽しみに!